1台のAPで何メートルくらいのエリアをカバーできるか?

アクセスポイントの設置を検討する際に、1台のアクセスポイントで何メートルまで電波が届くのか?気になりますよね。

送信出力を上げれば、その分、届く電波の距離も伸びますが、最大送信出力は電波法で制限されていますので、やみくもに上げることは出来ません。

外部アンテナが取り付け可能なアクセスポイントであれば、指向性を持ったアンテナを使うことで電波の飛距離を伸ばすことは可能です。

 

そもそも電波が届く基準ってどんなもの?

電波の送受信が可能なエリアをカバレッジエリアと言います。

では、カバレッジエリアはどれくらいの受信信号強度(RSSI)を指すのでしょうか?

サイトサーベイなどで行われる基準値では、RSSIが -30dBm以上になるエリアをカバレッジエリアとして調査を行い、結果をもとにアクセスポイントの設置位置や台数を検討します。

各社製品にもよりますが、内臓アンテナのアクセスポイントで、だいたい直径20~25メートルぐらいまでの範囲がRSSI値が-30dBm以上になる(カバエッジエリアとなる)目安になります。

 

MEMO
ARRIS社Ruckusのアクセスポイントでは、ビームフレックスというアンテナの特許技術を使って広範囲に強い電波を送信することが出来ます。アンテナ技術だけで見れば、業界最大手であるCiscoやArubaなどのアクセスポイントと比べても秀逸です。

ローミングを考えるなら15~18メートル間隔で設置

企業向けのアクセスポイントのように複数台のアクセスポイントが同じフロアに設置される場合、程よい感覚で無線電波のセルが重なり合うようにする必要があります。

何故なら、アクセスポイント間を移動する際に通信が途切れることなくスムーズにローミングされるようにしなければならないからです。

スムーズにローミングが実行されるのに程よい(推奨される)カバレッジエリアのオーバーラップは15-20%です。

法人向けの無線LANアクセスポイントであれば、電波出力自動調性機能によってローミングに最適なセルサイズになるように自動調整が行われます。

ローミングを考慮すると、アクセスポイント間の距離は15~18メートルくらいの間隔でアクセスポイントを設置するのが良いでしょう。

 

注意
本来、現地でサイトサーベイを行うのが基本ですが、まず机上でアクセスポイントの台数を概算で見積もりたい場合は、15~18メートルくらいの間隔で算出します。実際のアクセスポイントの設置位置やプロットする台数を決める際は、事前にサーベイを実施することが推奨されます。

 

 

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