同じ無線LAN環境に低速の端末がつながると周りも引きずられて遅くなる

無線LAN環境では複数のクライアントが同時にデータを送信すると電波が衝突し、損失してしまうことがあります。

データが損失してしまうと、再送が発生します。この再送が多発してしまうと、無線LAN環境全体のパフォーマンスが低下してしまいます。

この衝突を避けるためにCSMA/CAという技術が採用されています。

CSMA/CA方式では、通信開始前に現在通信しているホストが他にいないかどうかを確認して、いないことを確認してから通信を開始します。

各ホストは、それぞれランダムな待ち時間を挟んで通信を開始するタイミングをずらして衝突を避けます。

こうすることで、クライアントが同時にデータを送信して電波が衝突することを回避しています。

そのため、どれか1台の通信速度が遅いとそれに引っ張られて順番待ちになり、無線LAN全体のスループットが遅くなってしまいます

 

 

遠くにいる遅い端末が足をひっぱる

この「低速な無線クライアント」というのは何も古いパソコンだけが対象ではありません。

例えば、アクセスポイントから遠い場所にいる端末が低速度で接続してしまっているケースです。

遠くにある電波が弱いクライアントは低速になります。

それに引っ張られてほかの端末の待ち時間が長くなってしまい、結果として無線LAN環境全体の通信が遅くなります。

結果として、アクセスポイントの近くで高速でつながっているクライアントも足をひっぱられ通信速度が低下するのです。

 

MEMO
予めアクセスポイント側で低速な無線クライアントは接続できない様に設定することが推奨されています。例えば、接続時のビットレートを12Mbps以上に制限することで11bなどの低速な無線クライアントは接続できなくなり、結果、無線LAN環境のパフォーマンスを改善できる可能性があります。

 

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