RSSIは受信した電波の強度を示す指標

無線LANに関しては何かと電波が強いとか電波が弱いとか語られます。

正式にはRSSIという数値で表されます。日本語で受信信号強度と言われます。

RSSIは電波を受信したときの強さを表すものです。この値が強いほど、通信速度が速くなったり通信が安定したりします。

無線アクセスポイントからの送出電力ではなく、クライアントデバイスで受信した電波の強度です。

一般的には遮蔽物や遠距離によって信号強度は弱まります。

 

実際にどれくらいの電波強度が必要か?

実際に、どれくらいのRSSI値がベストなのかといいますと、だいたい-30dBm以上が良いとされます。

以下は、無線アナライザー製品を取り扱っているIBS Japanさんのサイトより引用したもので、受信信号強度の品質を説明した表の抜粋です。

引用元:
http://www.ibsjapan.co.jp/tech/details/metageek-solution/understanding-rssi.html

これでみますと、-70dBm以上は必須といった感じです。

しかし、実際の現場でサイトサーベイを行う際は -30dBm以上を前提としてサーベイが行われます。

 

無線電波を弱める遮蔽物

無線電波は遮蔽物の材質によって影響度が大きく変わってきます。特に金属製のドアやパーティションなどは注意が必要です。

材質 影響度 利用環境
金属 非常に強い スチール棚、金属製仕切り、金属ドア
コンクリート 強い 床、外壁
中程度 水槽、貯水タンク
中程度 ファイル、本棚
中程度 座席、歩行者
ブロック 中程度 内装の壁
低い パーティション
ガラス 低い
石膏ボード 低い 内装の壁
プラスティック 低い パーティション

意外と人の移動だけでも影響があるということが分かると思います。

特にホテルなどで無線アクセスポイントを設置する際は金属製ドアの影響があることに注意が必要です。

 

実際に金属製のドアを挟んだ場合に、RSSI(受信信号強度)がどれくらい下がるのか実験してみた結果、以下の様になりました。

金属製ドア無し 金属製ドア有り
2.4GHz -31dbm -64dBm
5GHz -38dBm -71dBm

アクセスポイントと無線クライアントの距離はせいぜい50cmくらいの距離で計測していますが、金属製ドアを挟んだだけで一気にRSSI(受信信号強度)の数値が下がっていることが分かります。

金属製ドアであってもドアの一部にガラス部分があったりすると緩和されたりします。

無線アクセスポイントの設置個所を決める際は、図面だけで判断せずに実際の現地で遮蔽物の材質を確認することをお勧めします。

 

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